■9/25 「美の巨人たち」出演
田辺千代の研究により発見された青森の小川三知物件!?果たして現存するのか?
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■17.6.6 三知作品発見!
栃木県桐生市の旧家にて、三知日記より現存する作品を確認しました。桐生タイムス6/4夕刊に掲載されました。 |

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助手:
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いやぁホント今日は晴れてよかったですね!
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田辺: |
本当ね。やっぱりこれも三知さんのおかげかしらね。 |
助手: |
きっとステンドグラスもきれいに見えますよ!ところで今回のはどんなステンドグラスなんですか? |
田辺: |
今回のはね、すごいわよ、たぶん。三知さんの日記によると、「風景」て書いてあるのよね。でも、どんなデザインなのかわからないのよね。ちゃんと現存してればいいんだけど・・・ |
S: |
お待たせしました!レンタカーを回してきましたので行きましょうか。 |
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青森空港を出た一行は、車を走らせること1時間半、無事に目的地へ到着した。
今回の所有者宮越氏に挨拶をしながらも、目は視界に飛び込んでくるステンドグラスに釘付けであった。
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S:
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わぁすごい!一気に感動しちゃいました!(*1)
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田辺: |
こんなに大きいとは驚いたわね。 |
助手: |
しかも、割れ湾曲(*2)もないし、保存状態はとてもよい。 |
M氏: |
とにかく今まで火事だけは出さないように気をつけてきたんですよ。 |
田辺: |
それを聞いたら三知さんもきっと喜ぶことでしょう。当時の日記によると・・・
(日記を読み上げる) |
全員: |
そんな詳しい記録が残ってるなんてすごい |
田辺: |
それじゃ、1つずつ見せて頂きましょうか。 |
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という流れでこの宮越邸のステンドグラス調査が始まった。 |
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◎Sさんプロフィール・・・
某番組制作会社の女性スタッフ。ふとした出会いからステンドグラスに興味を持ち、今回宮越邸取材を田辺に持ちかける。
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◎助手プロフィール・・・
とある都内のステンドグラス屋で働く職人。 田辺氏とのコンビでは主に技術面をするどく?突く(こともある)。とある修復工事で田辺氏と知り合い、いつのまにか意気投合してしまうお調子者。ついでに対談や探訪にまでくっついていく始末。本業の合間にこのホームページを作っている模様だが、ステンドグラスはいつ作っているんだろうか!?
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◎青森県 宮越邸 |
田辺の調査で発見された小川三知オリジナルのステンドグラス。本邦初公開で「美の巨人たち」の題材となる。 |

*1 「感動しました」
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Sさんは、よく感動してくれるいい人 |
*2 割れ湾曲
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ステンドグラスは金属の中では比較的柔らかい鉛線で組まれているため、自重や建具の歪曲、振動など永年経過により鉛線が伸びて湾曲する
また、基本的に硝子で構成されているので、ぶつければガラス部分は普通に割れる |
*3 当時の値段
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米価を基準に算出すると、米一表(60kg)は以下の通り
大正6年 6〜8円
平成15年 24,295円
(基準は大正6年東京、平成15年は農林水産省こしひかりの入札標準価格)
これを「あんぱん」で換算すると当時1銭なので、現在100円として、なんと1万倍!
モノや銘柄などによってその物価価値格差が違うし、ステンドグラス制作費は既製品ではなく、物価よりも高い手間賃が主であることも参考までに。
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